マグネットワイヤー製品

マグネットワイヤー製品紹介

髪の毛より細いマグネットワイヤ-、それが当社の誇る主力製品です。この直径0.02mm(20ミクロン)から0.5mmという極細線の用途は幅広く、自動車・家電製品・OA機器・FA機器・通信機器・ 測定機器・制御機器など、あらゆる電子・電気機器の主要パ-ツ部分に使用され、様々な形でその重要な機能を発揮しています。

「ユ-ザ-ニ-ズを先取りした品質・コスト・機能・加工性の追求」から、絶縁ワニスの研究・銅芯線の材料研究等、その用途に応じて特色ある高品質の製品開発を進めています。

その成果として、ハンダ付可耐熱電線・特殊自己融着電線・ガス対策電線・潤滑性電線等、ニ-ズの多様化・高度化に対応したオリジナル製品を開発してきました。
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  製品(Magnet Wires)カタログ 1,584KB
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■ マグネットワイヤーの種類及び用途・特徴
耐熱指標 記号 種類 特徴 用途 サイズ範囲
120℃ NCU-P
NCX-K
(UL130℃)
ノンクレゾ-ル ポリウレタン線 アウトガス微少タイプ 密閉性リレーコイル
通信機器
0.018-0.50
UEW
UEX(UL130℃)
ポリウレタン線 半田付可 トランスコイル
通信機器
リレーコイル
変成器
0.018-0.50
UEW-Y
UEW-N(UL130℃)
ポリウレタン-ナイロン線 半田付可、巻線性良好 通信機器
小型トランスコイル
小型モーターコイル
0.08-0.50
SB-E* ポリウレタン
自己融着性
自己融着性 コアレスコイル
アナログクォーツ時計用
ステップモーターコイル
計測用ループコイル
TVヨークコイル
VCMコイル
その他
0.018-0.50
155℃ NCX-F(UL155℃) 耐熱ウレタン 半田付性 リレー・耐熱リレー 0.03-0.50
SEW
SEWC (UL155℃)
耐熱ウレタン(イミド変性) 半田付性 電装品
フライバックトランスコイル
サーボモーターコイル ステッピングモーターコイル
0.03-0.50
PEW ポリエステル線 耐熱性あり 電動機
小型トランスコイル ソレノイドコイル
0.05-0.50
PEW-Y
PEX-Y(UL155℃)
ポリエステル- ナイロン線 巻線性良好 電動機
小型トランスコイル
0.08-0.50
FSW
FSX (UL155℃)
変性ポリエステル イミド線 半田付可 電装品
モーターコイル
ソレノイドコイル
0.05-0.50
SB-S* 耐熱ウレタン(イミド)自己融着線 自己融着性
半田付可
TVヨークコイル
特殊コイル
VCMコイル
各種モーターコイル
0.05-0.50
SB-B* ポリエステル
自己融着線
自己融着性
SB-FS* 変形ポリエステル
イミド自己融着線
180℃ FSW-H
FSX-H
(UL180℃)
変性ポリエステル
イミド線
半田付可 耐熱コイル
モーターコイル
0.05-0.50
HEIW ポリエステルイミド線 耐熱・耐冷媒性良好 耐熱モーター
冷媒用機器
0.05-0.50
SB-FSH* 変形ポリエステル
イミド自己融着線
自己融着性
半田付可
特殊コイル
VCMコイル
0.05-0.50
SB-H* ポリエステルイミド
自己融着線
自己融着性
200℃ AIW ポリアミドイミド線 耐熱性
機械的強度良好
耐熱モーターコイル
耐熱機器
0.10-0.50
SB-C* ポリアミドイミド
自己融着線
自己融着性
耐熱性良好
耐熱用モーターコイル
耐熱用コイル
VCMコイル
0.10-0.50

注:※SB -は自己融着線のシンボル記号であり、SB-の後に下塗皮膜及び上塗皮膜の記号が続く。

     ■ 自社開発製品(マグネットワイヤー製品)
● 自己融着線
 自己融着線は各種絶縁皮膜の上にポリアミド、ポリビニルブチラール、フェノキシなどの熱可塑性樹脂を主体とした材料により融着皮膜を形成。コイリング後、加熱またはアルコールなど溶剤により溶融し、線間を接着する用途のため開発。当社は120℃程度の低温加熱により溶融するL2融着層、160℃溶融タイプLV融着層、アルコール接着可能なNタイプ、Vタイプなど様々な顧客融着条件要求に対応できる様、多くの種類を保有する。特に、LV融着層はその優れた寸法安定性、自己滑性性能、低アウトガス性を発揮している。現在、高温加熱時の熱変形防止およびエステルイミド、ポリアミドイミドなどの高耐熱線用に高温融着性(200℃融着)を有する融着線を開発中である。自己融着線は、通常の絶縁皮膜の外側に融着層をさらにコーティングしたもので、VCMコイル、主にコ ンピューターのハードディスクドライブ、小型モーター、リニアモーター等絶縁層と融着層の組み合わせにより、お客様の様々なニーズにお応えしています。
● リレー用ガスレス電線
 当社リレー用ガスレス線は昭和57年(1982年)にNCU-P線を開発したことから始まる。当時、巻
線には電線表面に流動パラフィンなど油を塗布し滑性を得る必要があった。密閉型の通信リレーコイル用にとってはこの流動パラフィンを主体とした油成分が揮発し、リレー接点に付着しリレー寿命を低下させる現象があり、またワニス溶剤中に含まれるクレゾールを主体とする末端にOH基を有する溶剤も絶縁皮膜に残留し、リレー接点障害を引き起こす一因とされた。これを解決するためにリレー接点に悪影響を与えるクレゾールを含まない溶剤で調合させたワニスを用いて絶縁皮膜を形成し、表面処理として油塗布の変わりに焼付型表面潤滑剤Pコートにて皮膜に滑性をもたせた低アウトガス特性を有するポリウレタン線NCU-Pを開発。
平成7年(1995年)には 顧客耐熱化要求に応え、UL130℃耐熱を有するNCX-Kを開発。平成12年(2000年)には鉛フリー半田リフロー工程に対応するため UL 155℃耐熱を有するNCX-Fを開発。NCX-Fは皮膜構造中にイミド基を導入せずに耐熱化を図った耐熱ウレタンであり、同時期、半田を使用した端末結合の代替え方法として脚光を浴びたマイクロアーク溶接に、非常に適したイミド変性レスのポリウレタン155℃耐熱線として評価が高い。さらに車載用途のリレー分野では、IGC用耐熱線材にて長年培った高耐熱化技術を流用した180℃耐熱レベルを有する各種ガスレス線を開発している。現在は顧客からの開発要請のあるアーク溶接対応可能な180℃耐熱線の開発を進めている。
● IGC用耐熱電線
 1980年以前のIGCは油封入や層間紙により線間絶縁を保ち、当社で製造していた線材も油性エナメル、ヒダントイン変性ポリエステルなど半田付け特性のない材質であった。1980年、顧客より樹脂モールドタイプのIGC開発に当たり、新規開発されていた半田付け性を有するイミド変性ポリウレタンを主材料とした耐熱ウレタン線 UEW-A (現在品名 SEW )を提示、採用されたことがきっかけとなり、その後の高耐熱化の歴史となっている。UEW-A高耐熱化要求に伴い、1990 イミド変性量を増大させ耐熱化を図ったUEW-Cを開発。1996年にはスティックコイル用線材として 架橋密度向上により耐熱化を図り、ガラス転移温度190℃超の耐熱ウレタン、UEW-Fの開発に成功。 現在、主力商品として育っている。また、更に耐熱向上要求の要請に応え 2004 UEW-Zを開発し、現在順調に生産量を拡大している。技術動向としては高耐熱品要請強く、開発を継続中である。
● 耐熱ウレタン(SEW)
 ポリエステル線と同様の155℃耐熱を有し、皮膜を剥離することなく直接半田付けできる特性からリレー用途、IGC用途以外の分野でも耐熱ウレタンの採用が増加、当社主力アイテムとなっている。特に細線分野での端末処理には半田付け性が有効であり、当社では現在、耐熱ウレタン品目数として8種類を使い分け、顧客ニーズに対応している。
● ハンダ付け変性ポリエステルイミド(FSW−H)
 ウレタン系絶縁皮膜の弱点である高温域での使用に耐えられる、半田付け可能電線として開発。UL180℃耐熱を有し、半田温度460℃にて半田可能。特にIGC2次側銅線に使用される皮膜材料は、当社が生産している類の耐熱ウレタン系材料か、この半田付け変性ポリエステルイミドの2種類のみとなっている。 
● 超極細線
 2006年8月、主に通信リレー用途の超極細線の生産量アップに伴い、0.024 mm以下の超極細線製造能力を従来の3倍に引き上げた。生産能力増強後、更に細線分野のニーズを取り込むため、徐々に対応線径範囲を広げつつあり、現在最小径0.016mmまで商品化しさらに細線化を目指している。
● 平角線
 省スペース、高放熱性に特徴を持つエッジワイズ方向への巻線や、線積率の向上に寄与するα巻きなど平角線を用いた特徴あるコイル設計に対応すべく当社では200212月に設備を導入。その後、試作改良を重ね品質レベルは市場レベルに到達し、2008年1月に商品化。当社が導入した平角線製造機の特徴は、社内調達した丸線母材を平角状に圧延し、絶縁皮膜形成にはワニスを直接フェルトへ皮膜化する分だけ定量供給させる方式である。従来の一般的な丸線のワニス塗布方法であるロールコーターなどによるワニス過剰供給しフローティングダイスで絞り取る方式に対し、安定した平角線皮膜形成が可能となる。現在、サイズ範囲は丸線換算φ0.2〜φ0.8、圧延比範囲18120まで対応し、皮膜としては融着性ソルダブルエステルイミド及び融着性ポリアミドイミドの2種類が生産可能である。更に対応できるサイズ範囲、圧延比範囲、皮膜種類の拡大を目指し、また安定した絶縁性能と形状安定性を求め開発を継続している。

■ ISO-9001・14001認証取得
 現在、当社ではISO-9001を認証取得し、品質向上に向けて活発な活動を行なっています。
これは、当社の製品を、お客様に安心して、喜んで使っていただくことを目的として、当社の品質管理システムの構築を図ろうというものです。また、環境管理面においても国際規格ISO-14001を認証取得しており、品質管理は勿論のこと環境保全活動も積極的に推進しています。 
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